1948-06-11 第2回国会 参議院 予算委員会 第28号
その他税制改正案におきましては、戰災地市町村等において餘裕住宅税を設けることができることにいたしております。これは住宅難緩和と税負擔の公平という社會政策的意義を考慮したものであります。
その他税制改正案におきましては、戰災地市町村等において餘裕住宅税を設けることができることにいたしております。これは住宅難緩和と税負擔の公平という社會政策的意義を考慮したものであります。
四、引揚者の大部分は住宅を持たないから、これらに住宅を與うるために、餘裕住宅並びに國有建物の解放等の處置を講ずべきである。少くとも二十萬戸の住宅を緊急に建設する必要がある。 五、引揚者が海外において喪失した財産については、戰爭犠牲負擔を公平化する原則に基き、國家は出來る限りの方途を講ずべきである。 六、遺家族、留守家族に對してはその實状に即して、援護を積極的に行うべきである。 右決議する。
これには第一に、庶民住宅の開放であり、第二に、遊休餘裕住宅の開放であります。政府といたしましては、終始この方針で對策してまいりました、餘裕住宅は、各都道府縣知事に委任してありますが、未だ十分活發とは言えませんので、さらに徹底するようにいたしております。また住宅問題處理に關する法制も整備して、できる限り御期待に副いたいと存じます。引揚者には極力優先取得できるように取計らいます。
○松谷委員 本請願の趣旨は、全國六百萬人の引揚者住宅問題の根本的解決のため、不用、遊休官公有建物、餘裕住宅、やみ建築及び大料理店の徹低的開放、住宅緊急措置令の規定の改正等、壕舎、假小屋生活者の救濟竝びに集團的收容施設の設置、現在の住宅家賃を、一般勤勞者、引揚者及び戰災者等の負擔にたえられる程度に引下げる。
○川井專門調査員 一九三號の陳情は、われら海外引揚者は、現下の住宅難を緩和して、その生活の基礎を確立したい、それにつき本部は、餘裕住宅、不用工場等の開放の要求、建築資材の配給懇請、簡易住宅の建設、及び建築費の共同借入竝びに資金の獲得方法等諸計畫を決定したから、これが實施を援助されたい。という趣旨であります。
特に住い等の問題でありますが、いわゆる遊休住宅、餘裕住宅等の開放につきましては、いろいろな方面で心配しておるようでありますけれども、寺院その他の建物等におきまして、私はまだ利用の餘地のある物を散見するのであります。
次の庶民住宅につきましては、今年度新築三萬五千戸餘り、既存の建物を採用いたしますもの一萬三千戸餘り、餘裕住宅に對して同居者を置く場合に、間仕切その他の改造に對して資材の斡旋、費用の補助などをいたしているもの、これが四千戸餘り、全部で五萬三千戸ほどの計畫を立てておりまして、これに對しては全部二分の一の國庫補助を出しております。
ただいままでに餘裕住宅として届出た件數は三萬九千三百七十一戸あります。これに勧誘勧奨いたしましたものが一萬七千三百六十四戸、すでに成立しておりますのは一萬五千二百七十三戸、現にこれらは知事が相當権限をもつて、開放し得るような措置をとることになつております。守田君の言われるように、きわめて迅速にはいつておりませんが、強力に推進しておるということを御承知願いたいと思います。
またこの三萬九千戸の數字自體が届出主義をとつておりまして、現實の餘裕住宅の發見ということは、實は十分にまいつておらぬのでございまして、これらの點につきましては知事の權限になつておりますので、たびたび厚生省とも打合せをし、知事にいろいろ指示をいたしておりますが、何分ただいまの生活状態から申しまして、同居世帶を入れるということがなかなか計畫通りにいかぬという事情がいろいろあるのでございまして、成績が十分
○三浦委員 結局調査したのが三萬九千三百七十一戸とすると、かりにこれだけの餘裕住宅があるとしますれば、實際成立したものが一萬二千五百七十三戸とすれば、相當の數が殘つておるわけでありますが、これに對してどういうような措置を緊急にとられるつもりでありますか。先ほど勞働大臣から御答辯がありましたが、改めて復興院の方からもお答え願います。
○伊藤(五)政府委員 住宅緊急措置令を先ごろ改正いたしまして、餘裕住宅に對しては知事が同居者を入れることを勸奬する場合によつては貸付命令を出すということにいたしております。それによりまして餘裕住宅として調査いたしましたものが、八月三十日現在で全國で三萬九千三百七十一戸であります。